最近、家を建てるときに「和室」を作る人がどんどん減っているのはご存知でしょうか。
今回は家づくりにおいて、「和室」を選択する人が減った理由や、畳の魅力をご紹介。
さらに!これから注文住宅やリフォームで和室や畳のある空間を作りたいと思っている方、悩み中の方におすすめの、「和室」や今人気の「畳コーナー」を取り入れた間取りもご紹介します。
和室といえば、伝統的な日本家屋特有の「畳」が敷き詰められた空間を指します。
まずは、なぜ最近「和室」を選択する人が減っているのか、考えられる理由をいくつかご紹介します。
和室を作る人が減っている理由の1つ目は、「住宅価格の高騰」です。
コロナ禍のウッドショックの影響や、円安による輸入価格の上昇などで住宅価格が高騰、家の坪数を減らさざるを得ないという場合もあり、結果的に「和室」という空間は最も犠牲になりやすいようです...。
和室を作る人が減っている理由の2つ目は、「ダニやカビ・メンテナンスの心配」です。
畳は水分の吸湿・放湿による調湿作用があるため、快適な室内環境を実現できるのがメリットです。
しかし、湿度が高い状態が続いてしまうと、ダニやカビが発生する原因にもなります...。
それらを防ぐための吸湿剤や防湿シート、こまめな掃除を手間だと感じる方も多いです。
ですが、最近は掃除などのメンテナンスが楽な樹脂でできた畳もあるので、選択する畳の種類によっては頻繁な畳貼替えを必要としない場合もあります。
和室を作る人が減っている理由の3つ目は、「ライフスタイルの変化」です。
近年の大きなライフスタイルの変化は、家の間取りにも影響を与えており、アパートやマンションでも畳のない洋室のみの物件が増えているのも、和室や畳のある家を作らない人が増えてきた理由かもしれません。
最近は選択する人が減り、贅沢な部屋になりつつある和室。
ここからは憧れの「和室」の施工例を見ていきましょう!
無垢の杉板に幻想的な和風のクロスを組み合わせ、並んだ倹飩(けんどん)式障子から明かりを採ります。
縁無しの畳と、掘こたつが作る和の空間が素敵な和室です。
日中は洋室メインで生活している方も、体を休める寝室は和室や、リラックスしやすい畳を取り入れたいという考えの方もいらっしゃいます。
小上がりは空間を立体的に魅せることができるだけではなく、足腰にも負担をかけにくく、カスタム次第では下に収納スペースを造ることもできるんです。
視線を自然に誘導できるアール垂れ壁を取り入れることで、天井を高く感じるだけではなく、空間を緩やかに区切ることができます。
和モダンで、離れのような雰囲気がとても魅力的な和室です。
やはり、和室があるだけで雰囲気のある素敵な空間になりますね!
なにより、和室の魅力は空間の汎用性が非常に高いことです。
畳が人気な理由には、気にせず寝転がれるという点もあり、寝室として利用することはもちろん、座卓や座布団を用意すれば、食事や家族のコミュニケーションの場になるリビングとしても利用できることも挙げられます。
ここからは、和室を作るほどではないけれど、「畳」のある家を作りたいという方必見!
今人気の「畳コーナー」の施工例をご紹介します。
畳とアクセントクロスがナチュラルモダンな室内と自然に馴染んでいます。
キッチン横に畳コーナーを設けることで、お子さんの遊び場や家事の場所など有効活用がしやすいのもメリットです。
リビングにフラットな畳コーナーがあると空間を無理に区切らずに「畳」のある空間を作れます。
特にお子さんが使用することをメインとする場合は、親御さんの目が届きやすかったり、寝返りによる転落などのケガの心配が少ないのも魅力的です。
リビングにフラットな畳コーナーがあると空間を無理に区切らずに「畳」のある空間を作れます。
この畳コーナーは、あえて間仕切りを作らないことでリビングと開放感を共有しています。
さらに遊び心のある手仕上げの壁や木格子があることで窮屈に感じず、ナチュラルモダンなリビングの雰囲気とマッチしています。
今回は、最近家を建てる際に作る人が減ってきている「和室」についてご紹介しました。
住宅価格の高騰や、ライフスタイルの変化で「和室」を選択する人は減っていますが、今は「畳」を少し取り入れる畳コーナーが人気です。
特にリビングとの繋がりを意識した「畳コーナー」を取り入れると、家族のコミュニケーションがより活発になり、リビングの雰囲気を変えてくれそうですね!
ヒラヤマホームでは、お客様のニーズに合う家づくりをしています。
この機会に、和室や畳コーナーのある家づくりも検討してみませんか?
ぜひ、お気軽に家づくりのこと、理想の暮らし方のこと、何でも私たちにご相談ください!