
最近、よく耳にする「ニッチ」ってご存じでしょうか?なんとなく知っている、という方も多いと思います。今回は、いま注目の「ニッチ」についてご紹介させていただきたいと思います!
「ニッチ」というワードは分野ごとにさまざまな意味で使われています。
例えば、建築の世界でよく使われる「ニッチ」は「くぼみ」を表し、壁面の一部をくぼませてそこに物を置いたり、飾りをつけたりするスペースのことです。家の中に小さな展示スペースがあると思ってください。
フランス語の"niche"に由来する「隙間」や「くぼみ」という意味をもっています。また、西洋建築では古くから使われている古典的建築意匠の一種で、壁龕(へきがん)とも呼ばれます。先に述べた壁面のくぼみ以外に、岩のへこみや隙間などを指すこともあります。
「ニッチ」は狭い場所全般を指すワードであることから、ビジネス用語や生物学用語としても使用されています。


壁面をくぼませて作るニッチは、壁面に凹凸がなく棚を設置できるため、見た目をスッキリさせながら、インテリアのアクセントとすることもできます。建物の構造や強度に問題がない壁面に、壁の厚さの範囲内で作ることが多いため、奥行きは100ミリ前後になります。より奥行きのあるニッチを作りたい場合は、壁を厚くするなどの対策が必要です。
● スペースの有効活用
ニッチを作ることで、家の中の使われていないスペースを有効に活用できます。例えば、廊下の壁にニッチを作ると、そこに飾り物を置いたり、鍵や小物を収納したりすることができます。


● 美しいデザイン
ニッチはデザインの一部としても配置されます。壁の一部が少しへこんでいるだけで、部屋全体の雰囲気が変わります。内側にアクセントクロスやタイルを入れたりすることで、単調になった壁面のアクセントとしても有効です。ニッチの中に照明をつけると、更に印象的なスペースとなります。

● 収納スペースの確保
ニッチは収納スペースとしても優れています。ニッチを使えば、棚や収納ボックスを置く必要がなくなり限られたスペースを最大限に活用することができます。
● 安全性
小さなお子さまがいる家庭では、ニッチを活用することで床に物を置かずに済むため安全性が高まり、つまずきなどの危険を減らすことができます。
● コストがかかる
ニッチを作る場合、追加の建材や強度を保つための補強が必要となる場合があり、通常の壁よりも建築費用がかかることがあります。
● 構造上の制約
すべての壁にニッチを作ることはできません。家の構造に影響を与える壁にはニッチを作るのが難しいです。また、水回りや配線が通っている壁にもニッチを作ることが難しい場合があります。
● メンテナンスの手間
ニッチはほこりがたまりやすいので、定期的に掃除をする必要があります。特に飾り物や小物を置いている場合、それらを取り出して掃除するのは少し手間がかかるかもしれません。
● 変更が難しい
一度ニッチを作ると、後からそのスペースを変更するのは難しいです。壁を再び平らにするためには、再度工事が必要になります。したがって、ニッチを作る場所やデザインは慎重に考える必要があります。
ニッチを設置する場所として、エントランス部分やキッチン・リビング・トイレ・階段など様々な場所が考えられます。
飾り棚や家具を置くスペースがない場所でも、ニッチがあればスッキリした収納や、お気に入りのコレクションをディスプレイすることが可能になります。
● リモコンニッチ
最近では家の中のリモコン類を集約する場所として、リモコンニッチを作る方も増えてきました。
リモコンニッチを設置することでメリットもありますが、お住まいの間取りや動線によっては不便になることもあるので、実際に暮らす場面を考えて設置するようにしましょう。

● 飾り棚として使う
リビングルームや廊下にニッチを作って、お気に入りの写真やアート作品を飾るスペースにしましょう。照明を取り付けると、作品が一層引き立ちます。

● 本棚として使う
寝室やリビングルームにニッチを作って、本棚として使うことができます。本がきれいに並べられ、部屋がすっきり見えます。

● キッチンの収納スペースとして使う
キッチンの壁にニッチを作り、調味料や料理道具を収納するスペースとして使います。必要なものがすぐに取り出せるので、とても便利です。

● バスルームでの活用
在来工法のバスルームの壁にニッチを作って、シャンプーやボディソープを置くスペースにします。
● どこに作るかをよく考える
ニッチを作る場所は慎重に選びましょう。使いやすさや見た目のバランスを考えて、最適な場所を決めることが大切です。
また、アクセントクロスやタイルを多く使いすぎると、落ち着きがなく、まとまりのない空間になってしまいます。
● 専門家に相談する
ニッチを作る際には、建築の専門家に相談することをお勧めします。家の構造やデザインに合った最適なニッチを提案してくれます。
● 実用性を考える
デザインだけでなく、実用性も考慮しましょう。どのくらいの深さや高さが必要か、何を置くかを考えてニッチのサイズを決めます。ニッチの数が多くなりすぎると、アクセントとしての効果が薄れてしまいます。インテリアのワンポイントとして取り入れるようにしましょう。
今回は建築におけるインテリアのひとつである「ニッチ」について、メリットやデメリットを踏まえてご紹介させて頂きました。ニッチを取り入れることで、家の中のスペースを有効に使うことができ、デザイン性もUPすることができます。これから家づくりをご検討されている方は、ぜひニッチを検討してみてください。注文住宅はもちろん、リフォームの際に施工することも可能ですが、構造上の制約などもございますのでご検討の際はオウチの構造に合わせてご提案させていただきます。気になることなどありましたらヒラヤマホームにお気軽にご相談ください!
